と大げさに書きましたが、「急ぐよ~ん」程度と思って頂いて構いません。でも、緊急は緊急です。状況はかなり悪化しております。
5月末くらいに2回ほど、爪周囲炎(逆むけからバイ菌が入ったと思ったらいいでしょう)で消毒に来られた患児なのですが、05/29から来てないなぁ...と思ってると今日来ました。しかも、付き添いの養護教諭(この子は児童養護施設に入っている子なのです)が、「ここ数日、痛い痛いと言うんです」と言って。
...ってアンタ、これ、指全体が化膿して腫れ上がってるやないか!
指の皮下に膿が溜まって、えらいことになっています。もし痛みが酷くなるようならすぐに来なさいとこの教諭に言ってたのですが、全然何も考えてないときたもんだ。
取り敢えず膿を出すのに皮膚を針で突っついたところ、ガーゼを当てていたにも関わらず膿が㌧でもない勢いで飛び散り、ワタクシすっかり膿をかぶってしまいました。まぁ救命センター時代から、頭から血をかぶったりは日常茶飯事だったので、別に気にはならないです。白衣をクリーニングに出す手間は増えましたが。
傷を確認しましたが、皮膚は壊死しており、感染は指のDIP関節(いわゆる第一関節)まで広がっており、緊急に手術を行い、壊死部を切除、最悪の場合指の切断もあり得る事態であることが判明しました。
なんでこんなに痛がってるのに、すぐ連れてこないんだとかなり強く言っても、この養護教諭さん、全然理解されていない様子...ダメだこれは、代わりの教諭を連れてこい!
で、問題はこの子の保護者に連絡が取れんということです。親が存在している以上、入院・麻酔・手術には必ず親の同意が必要ですから、是が非でも連絡を取らないといけません。代わりに来て頂いた教諭に、「指を落とすか落とさないかの話ですので、どんな手段を使ってでもすぐに連絡を取って下さい!」と強く言いましたが、その甲斐あってか、連絡の取れた数時間後、ようやく親が登場。これで手術が始められますな...。
5月末くらいに2回ほど、爪周囲炎(逆むけからバイ菌が入ったと思ったらいいでしょう)で消毒に来られた患児なのですが、05/29から来てないなぁ...と思ってると今日来ました。しかも、付き添いの養護教諭(この子は児童養護施設に入っている子なのです)が、「ここ数日、痛い痛いと言うんです」と言って。
...ってアンタ、これ、指全体が化膿して腫れ上がってるやないか!
指の皮下に膿が溜まって、えらいことになっています。もし痛みが酷くなるようならすぐに来なさいとこの教諭に言ってたのですが、全然何も考えてないときたもんだ。
取り敢えず膿を出すのに皮膚を針で突っついたところ、ガーゼを当てていたにも関わらず膿が㌧でもない勢いで飛び散り、ワタクシすっかり膿をかぶってしまいました。まぁ救命センター時代から、頭から血をかぶったりは日常茶飯事だったので、別に気にはならないです。白衣をクリーニングに出す手間は増えましたが。
傷を確認しましたが、皮膚は壊死しており、感染は指のDIP関節(いわゆる第一関節)まで広がっており、緊急に手術を行い、壊死部を切除、最悪の場合指の切断もあり得る事態であることが判明しました。
なんでこんなに痛がってるのに、すぐ連れてこないんだとかなり強く言っても、この養護教諭さん、全然理解されていない様子...ダメだこれは、代わりの教諭を連れてこい!
で、問題はこの子の保護者に連絡が取れんということです。親が存在している以上、入院・麻酔・手術には必ず親の同意が必要ですから、是が非でも連絡を取らないといけません。代わりに来て頂いた教諭に、「指を落とすか落とさないかの話ですので、どんな手段を使ってでもすぐに連絡を取って下さい!」と強く言いましたが、その甲斐あってか、連絡の取れた数時間後、ようやく親が登場。これで手術が始められますな...。
しかし、その親がまた...orz
手術が終わったらソッコー病院から消えるような親なのです。自分の子供だったら、もうちょっと見てても良さそうなもんだけど...と思うような消えっぷりです。何か事情があるのかもしれませんが、もうちょっと横にいててやってよ、と思いました。
何だか無情な世の中ですなぁ...。手術?ああ、手術は問題なく終わりましたよ。化膿して壊死した組織を切除し、皮下を徹底的に洗浄しました。関節や骨そのものには感染は波及していないようでしたので、取り敢えずは切断は免れた、という状態です。でも原因となる菌が特定できていませんし(培養には出したけど、結果が出るまで10数日かかる)、広く効果のある抗生剤投与を行いますが、感染が急速に進行しないとも限りません。もし感染が手関節から上肢に広がったらと思うと、かなり心配です。
あまり同情してはいけないのかもしれませんが、親に冷淡に扱われているこの子が、何でこんなことにならなアカンねんと、気の毒に思ってしまいます...。
手術が終わったらソッコー病院から消えるような親なのです。自分の子供だったら、もうちょっと見てても良さそうなもんだけど...と思うような消えっぷりです。何か事情があるのかもしれませんが、もうちょっと横にいててやってよ、と思いました。
何だか無情な世の中ですなぁ...。手術?ああ、手術は問題なく終わりましたよ。化膿して壊死した組織を切除し、皮下を徹底的に洗浄しました。関節や骨そのものには感染は波及していないようでしたので、取り敢えずは切断は免れた、という状態です。でも原因となる菌が特定できていませんし(培養には出したけど、結果が出るまで10数日かかる)、広く効果のある抗生剤投与を行いますが、感染が急速に進行しないとも限りません。もし感染が手関節から上肢に広がったらと思うと、かなり心配です。
あまり同情してはいけないのかもしれませんが、親に冷淡に扱われているこの子が、何でこんなことにならなアカンねんと、気の毒に思ってしまいます...。
コメントする