夜を駆け抜けろ! Entry : 病院崩壊のヤカン

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病院崩壊のヤカン

昨日は送別会でしたが、ウチの病院、マジでヤバイッス…。
医療崩壊・病院崩壊がすぐそこにある状態ですな。

どこの科が何人辞めるとか書くとすぐさま特定される世の中ですので敢えて人数は書きませんが、外科を中心に過疎化が進んでいるとだけ申し上げておきましょう。
でもじつは致命的なことでして…ウチの病院は外科の手術が多くて、比較的それで有名だったのですが(ボロっちい建物だけど、外科医の腕は一流というヤツ、なんか雑誌にも載ってましたが)、外科が縮小するとなると、これは病院経営の根幹に関わって参ります。
ぶっちゃけ今まで微妙に黒字だったのですが、外科の手術件数が減るのは必至ですので、赤字転落→給料減少→職員減少→減収加速→赤字増幅→給料減少(以下エンドレス)となるのは目に見えております。
正直なところ、今後の数年が限界かと思うのですが、これはもはや致し方ない状態です。
病院の建て替えをしないことが、病院の崩壊に繋がるなんて何で?と思う方もおられるでしょうが、これはごく簡単なことなのです。
現在、医局制度の崩壊によって、大学医局の人員が極端に減っています。
自前で研修医を雇える大病院は今後も栄えてゆくでしょうが、そうでない中小規模の病院は大学医局の人員派遣に依存している状態です。
その派遣元の人間が少なくなってきており、かつ中小病院であまり給料の良くないところときたら、敢えて希望して行く者もなく、稼働人員数が減少の一途を辿るのは自明の理です。
給料の低いところで訴訟のリスクに怯えながら働くなんて、誰がするんですかね。
…『そこのお前ドM乙』とか言われると反論できませんがw
しかも総合病院でもないのでもともと働きにくい環境ということもあり、結局「立て直ししない」→大学側が「この病院には将来性NEEEEEEEEEEEEEE!」と判断→「人員送らねぇよ?」→「過疎化進行」→「あぼ~ん」となる訳です。
無論、自力で人間を雇えればよいのですが、大阪府下の他の病院でもどんどん過疎化が進行しているので、外見的にも労働条件的にも分の悪いウチに、わざわざ来る人間も無し。
かくしてあと数年の命をどう長らえるかという話になるわけです。
まぁ…なるようになる罠。
ケセラセラ、なんくるないさ…。


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