夜を駆け抜けろ! Entry : リウマチ肘の滑膜切除

« いきなりお疲れ^^^^^^;;;;;; | MainPage | うは… »


リウマチ肘の滑膜切除

本日の手術は、タイトルの通りです。
関節リウマチは、軟骨に対する自己免疫疾患とみなされていますが、関節の裏打ちをしている滑膜という膜が肥厚・増殖し、ここから色々な自己抗体を産生します。このため、初期関節リウマチの関節破壊をコントロールする目的で滑膜切除を行います。
今回は、疼痛及び滑膜炎の強い、右肘の手術です。
Xpでは、関節裂隙(関節の隙間)が狭くなっており、リウマチのために軟骨が融けていってるのが分かります。
関節リウマチ・右肘正側面

この肘に対し、後側方に皮切を置き、がばっと開けて関節を完全に展開してしまいます。
しかし、言うは易し行うは難し。
内側では尺骨神経を保護せんといけませんし、肘窩付近では肘動脈と正中神経を保護し、そもそも外側では側副靭帯と肘筋を修復せんといけません。
こう書くと、ものごっつい破壊的な手術のように思えるから不思議です…。
…。

まぁ破壊的な手術には違いないんですが^^;
滑膜をまるっと切除するわけですし、関節の構造の一部を切り取るのには違いないです。

で、滑膜を徹底的に切除し、終了。
今後関節変化が起きなければよいのですが、やはり再発もありうるので、お薬などで調節してあげる必要があります。
関節リウマチは現在根治方法のない疾患ですので、病気を知った上で気長に付き合ってゆくという姿勢が必要になります。
患者さんの苦労や、想像をし難いものがありますが、我々も努力してゆかねばなりません。

…その前に睡眠時間ぷり~づ…orz


≪Trackback≫

このエントリーのトラックバックURL:





コメントを投稿