ちょっとずつ

患者さんへの啓発も始めてます。なんの啓発かというと、病院の内情です。某資料には「内科医の不足」で「医業収入の悪化」が生じたとありますが、何故内科医が不足しているか、という根本的な原因について、皆さんに情報の開示を行い始めました。

端的に言って、院長が人を集めてこないからなんですけどね。そもそも、入職した際に、「内科医の教育は任せてください。糖尿病はもちろん、循環器もやりますし、研修医の指導もします」と言ってたくせに、就任以後、病棟には一切足を踏み入れず、後輩の育成も形だけの有様。もちろん、循環器なんて他院に丸投げですし、糖尿病の合併症すらまともに診療せず、腎機能の悪化があればすぐに泌尿器科に放り投げるという有様。

こんな小さい病院で、専門性ガーとか言われても、そんなものは期待されてないということが全くわかっていないんですよね。田舎の小さい病院の機能はなにか?それは、一箇所でほぼすべてが完結するということですわ。高度医療を受けたかったら郊外の大規模病院に行けばよろしいのですから、うちみたいな小規模総合病院は、真面目に患者さんを満遍なく診るだけで良いのですよ。それがわからんトップなのですから、人が少なくなってもやっていける!とか訳のわからんことを言ってるのです。というか、消化器内科医が消化管の検査をしないのに、消化器外科が活躍できるわけがないじゃないですか。燃料がなければ内燃機関は動かないのと同様です。

ということを、理解力のある若い患者さんに説明して、可能なら住民の皆様の署名を募っていただけるよう、活動していきます。10,000くらいの署名が集まれば、議員連中の危機感も煽れますし、何とかなって欲しいですな。

マジで院長(検閲削除)!

この記事について

このページは、JAKが2023年7月29日 22:22に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「あたまがずつう」です。

次の記事は「基本的には何もない日。」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。