や~、なんか微妙に長かった気がする一週間でしたが、大したことはやってないのに何故?と考えると、多分その原因は外来ですね。病院ではなく診療所でokな方々が病院に一気に押し寄せてこられたため、いつもより忙しく感じたのでしょう。多分。取り敢えず、「お薬だけ欲しいんやけど」で病院に来るのはやめて下さい。病院はコンビニではありません。ましてや、「薬だけやのに、待ち時間が長いのはおかしい、何とかしろ」とか言うのもやめて下さい。無診療投薬は法律で禁止されております。
とにかく、かかりつけの診療所とかかりつけの薬局を作りなさいってことですわ。
ウチのおチビが熱を出し...といっても、まだ37℃台ですが。上がらなければよいのですけどね。だいたい子供の発熱というのは、夜にかけてとか週末にかけて、出現することが多いようです。親や時間外診療の小児科医にとっては、大変ですわ。
で、小児科の先生にお伺いしたところ、ここのところRSウイルスが増えてるそうです。多分ウチもそれなんだろうな。あと、エンテロウイルスの罹患後に、麻痺を来す症例もあるようで、恐ろしい限りです。
高熱が出てしんどいようなら、真っ当な医療を受けられる医院の受診をマジオヌヌメ。
何年ぶりですかね~。順番が回ってきたため、頑張ってしゃべりました。今回は骨粗鬆症についてです。しかしながら、整形外科という分野でのお話なので、結局、「バランスよく食べて運動しろ、自分で治せ」という結論になるんですよね。そこが、整形外科分野で扱う疾患と、一般的な「病気」との違いですかね。患者本人の自覚と自主的な行動が、より良い治癒につながるという...。
ま、いずれにしても大過なく終了しましたので、今夜は爆睡です。ヤレヤレ。
本日の外来は、初診が多いのはともかく、謎に満ちておりました。
...他の診療所に通ってるのに、同じ症状で病院に来たと。何故?『まずかかりつけの診療所で主治医とじっくり相談してから、検査や手術が必要であれば、その旨の紹介状を持ってきて下さい』、という説明を午前中に3回、夜に2回。同じことばっか言ってるので、悲しくなって参りました...。
要は、病診分業を理解していない人が多すぎるのと、保険制度が充実しているがために気軽に他の病院へ行ってしまうという事態なんですね。病院のコンビニ化とでも申しましょうか。気軽に医療を受けられるのはよいのですが、病気に向き合ってじっくり治したり付き合ったりしていく機会を奪われてしまっているので、結果的に患者の不利益になっていることもままあります。
...自分の体のことは、まず自分で何とかする、という気持ちを持っている人は問題無いのですが...そうでない人が大半ですもんね...。ε-(ーдー)ハァ
何となくいろんなところが痛い、肩こりはあるけど時々だけなど、医学的に訳の分からん症状の方が多く来られる季節になりましたが、きっと季節の変わり目だと思います。夏も近づいていますので、体調の変化には要注意です。寝苦しいし、肩こり症状にはストレッチを普段から頑張りましょう。特に、あまりにひどい肩こりの場合は、整形外科の診察と出来れば眼科の受診もマジお勧めです。年齢が相応の方であれば、乱視、白内障、緑内障が隠れていることもありますので。
ではおやすみなさいノシ
本日は、ワタクシの半年点検でした。朝から採血→造影CT→診察、という、一日仕事でありました。
結果は、今のところ再発無し、転移無しで、ま、ぼちぼちといったところです。
まだだ、まだ終わらんよ。
・その壱
夜中の一時に、「二日前からチン○が痛いので、救急搬送s(ry」 → 泌尿器科無し、投薬も出来ないので他院受診を。てか、なぜ二日前からなのに、夜中に救急?昨日の朝から泌尿器科の病院に行けば真っ当な医療を受けられるのに...。
・その弐
午後四時半に、「数ヶ月前から脚が痛いので診てほしい」 → 近所の開業医さんがやってるのでそちらで診察してもらって下さい。外来はやってなくても、病棟の仕事がありますので...。別に外来をしない=ヒマにしている、というわけではありません...。
病院はコンビニじゃないです。自分の都合の良いときに行って、すんなりと診てくれることは基本的にありません。少ない人数で回していることが大部分ですし、そもそもコンビニ的に、お金を払って量産品をポンともらうという程度の扱いで良ければそうしますが、それで良いですか?我々もそんなことはしたくないですし、そもそも「それでいいから診ろ」とかいう輩に限って、後で文句を言われることが
多いですし、こちらも慎重にならざるを得ません。
簡単な例で言うと、午前11時から午後2時までしかやっていない小さい食堂に、営業時間外の午後10時に行って、「昨日から何も食べてないから早く定食を出せ」とか言ったらDQN認定でしょ?ちゃんと定食屋に行ける能力があるのなら、時間内に行くか、その時間内にやってるところへ行くべきですよね。ところが、病院に関しては時間外でも診ろと。その分、入院してる人が迷惑してることに気づいてるのかどうか分かりませんが、自分のことしか考えてない人が多いですな。
もちろん、急なことであれば時間外受診、もしくは救急、という手段はあります。が、ウチは救急病院としての機能は一切無いですし、時間外であれば、現在診療時間内である病院への受診をお勧めしています。前述のように、当たり前ですよね。なぜか病院に来る人には、そういう意識が無いことが多いので困ります。
時間外診療と救急は違います。
時間外診療と救急は違います。
大事なことだから二回言いました。
自分の体ですので、こういった社会的なこともちゃんと把握しておきましょう。時間内に受診しないと、そもそも検査もちゃんと受けられないですし。自分が大事ならまず自分を大事に扱ってくれる時間帯・場所を選びましょう。もちろん、急なことはまた別ですが、そのために急病診療所なり、救急態勢をとっている病院があるので、分からなければお近くの消防署に問い合わせましょう。119ではないですよ。
...とまぁ、こんな感じで、実習に来る学生さんに刷り込みを試みているのですが、理解してくれてるかな~。頑張れ、学生諸君!日本の未来は君たちが作るんだ!
本日は、朝は通常営業、昼から大学病医院へ定期健診にGo。なんだか仕事をしてないようですが、実際に仕事はあまり多くはないので、診察にも気兼ねなく行けます。ま、あと10日ほどして年末が目前になると、外傷が増えたりするのですが、それはまた後日のお楽しみ?ということで...。
今回の検診では、転移巣有無の確認目的での肺CT撮影を行いましたが、今のところ転移巣は無さそうです。ほぼ二年経過しましたが、まだ生きててもいいようですので、いろんなことを一生懸命頑張りたいと思います。まる。
本日は昼から仕事を早退して、昼から大学病院へ定期健診に行きました。今のところ、肺転移は無さそうですので、もう一年くらいは生きていられそうです。あとは局所再発の危惧ですが、ま、心配してても仕方ありませんので、のんびりいきましょうかね。
え~先日、外来で外反母趾の痛みがひどくなってきた人に、室内用の装具を処方したのですが、これが健康保険協会にはねられて書類が送られてきました。
確かに、治療用の装具は一年半経たないと保険が効かないのですが、今回の装具は前回と違う形状のモノで、変形と疼痛の緩和を目的にしてたら、これがダメなんだそうですワロタ。
全国健康保険協会から送ってきた書類には、以下のような文言が。
『 治療用装具は、医師が「装具療法」という医療行為を遂行するために、診断に基づき、医療行為の一環として作成されたものを指します。
治療用装具の範囲は、その認定が保険者の裁量に委ねられていますが、保険者は従来「疾病または負傷の治療遂行上必要不可欠な範囲のもの」に限って療養費の支給を認めてきました。
治療に必要不可欠なものを対象とするため「日常生活の向上を目的とするもの」や「疾病から因って発したる症状の緩和」「当該疾病から発生すると推察される症状の防止」を目的とするものは対象としません。』(二重カギ括弧内原文ママ、太字は筆者が追加)
これは...保存的治療による疼痛緩和とADL改善の全否定ですかね?加齢変化による関節症とその痛みを緩和するサポータや他の装具は、保険適用出来ないという話なんか?
一瞬、「あ?整形外科に喧嘩売っとんのか?どないやねんコラ?」と思い、ものすごく丁寧な口調で大阪支部に問い合わせてみました。
結果、これらは「厚労省の見解」ということで、現状ではどうしようもない、とにかく疼痛緩和ではなく、変形の矯正と修理不可能であったために装具を作り直したということを書いてくれ、と言われました。
責任逃れ的言い訳乙、と思いながらクソ丁寧な口調で電話を切りましたが、どうにも釈然とせずイライラしてつい、医局に置いてあったお土産のきびだんごを二つ、口の中に放り込んでしまいました。マスカットきびだんごで美味しかったです( ゚д゚)ウマー
それにしてもなんだかなぁ...役人的な思考って、どうなってるんやろうね。やっぱ官僚制度を見直さなアカンのとちゃいますか?前例だけを参考に、現場を知らん者が決めるけったいなルールの押しつけとかマジ勘弁。こっちもしんどいし、困っている患者さんの手助けをするのに、時間がかかりすぎて非常によろしくないです。
本日の結論:(検閲削除)
骨メタが心配なので、取り敢えずCT撮影して頂きましたが、特に腫瘍性病変は無しとのこと。
一安心ではありますが、まだまだ全身の骨組織と肺組織への転移が無いという断定は出来ませんので、一抹どころか七百八十五抹くらいの不安は残っておりますが。
来週は大学病院で肺転移有無の精査です。何も無ければ良いのですがね...。
病院はやってます。でも人手は不足してますので、ご了承下さい。
ま、どっちにしてもウチみたいなちっこい病院は、あまり普段と変わらないんですけどね。とはいえ、いつもと違って年齢層の若い人々(30-50歳代)が外来に多く来られる傾向がありますので、そうなると「やっぱお盆休みなんだな~」感を実感することは出来ますね。
その他、『暑いから』という理由で来ない人々や、朝から甲子園を見ててギリギリに診療時間に来る人など、夏真っ盛りならではの情景が広がります。わ~い。
でも、暑いから病院に来ない、というのはある意味正解かもしれませんね。実際、数年前に、そういう事例がありました。通院途中で熱中症で倒れてそのまま救急搬送して入院、というケースは、結果的に元気に退院できたとしても決して笑い事ではありません。節電は重要ですが、それで命を落としていては元も子もないですので、何事もほどほどに、いのちをだいじに、でいきましょう。
本日は午前中で仕事を終了させ、昼前から大学病院で検査を受けてきました。相手が相手なので、少なくとも二年くらいは大学病院でフォローするそうです。その後はまぁ変わりが無ければ自分とこでも大丈夫でしょう、とのことでした。
本日の結果は、特に問題無しとのことで、少し安心です。とはいえまだ術後半年も経っていませんので、まだまだこれからということですね。五年生存率が90%ということですが、10%に入るとどうしようもないですし。そもそも統計的にはその数字ですが、一人一人にとっては全か無かですので、やはり不安は残ります。
ま、取り敢えず今日生きてることに感謝しましょう。
昼から手術の予定が無く、また緊急手術も無かったので、早退しました。相方が耳鼻咽喉科で診察を受けるので、おチビの相手をしなければいけませんので、その目的です。
何やら、痰がからんで血が混じるとのことで、放置しておいてもあまりよろしくはないので受診したという訳です。
国家試験レベルでは、『血痰』ときたら『かきくけこ』と答えるのが普通の医学生というモノです。
すなわち、
...
見事に忘れてますね(`・ω・´)
か(が) = 癌性疾患:喉頭癌、咽頭癌、肺癌 等
き = 気管支炎 等
く = ?
け = 結核
こ = ?
「く」と「こ」の記憶がすっぽり抜けています。こ、は喉頭疾患だったような気がしますが、それだと喉頭癌とかと被るんですよねぇ。あと、循環器系でも肺水腫等で血痰が出ることもありますし、内科学は奥が深いです。
ま、相方に関しては、喉頭鏡で見てもらって、咽頭~喉頭~声帯まで、特に異常な充血や明らかな疾患を疑わせるモノは無かったので、一安心です。血痰の原因は、口腔から咽頭の乾燥が原因では無いかということでした。取り敢えず、ヨカッタヨカッタ。
...実家に行ったら、Question Bankで調べとこう...。