一件目は骨折。尺骨骨幹部骨折ですが、ここは結構強い力がかからないと折れません。ですが、この患者さんは元々の疾患のために四肢が不自由で、かつ痛覚も無くなっているため、どこでいつ折れたか分からないという状態でした。
このように、かなりバキッと折れています。手術そのものは整復後にプレートで固定するだけなのですが、開けてみると化骨が出来ており、一ヶ月程前の骨折だったようです。
このように、きっちりと固定できました。


とはいえ、痛覚が無いというのは恐ろしいですね。いつ骨折したかということにすら気付かない訳ですし、患者さん曰く、しょっちゅう足もぶつけているので、そのうち足の手術でもお世話になるかも、と。同情してる訳では無いですが、間違いなく大変なことだと思います。やはり健康というのは、有り難いことです。
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